2011年05月20日
原子炉時限爆弾(広瀬隆 著)
GWに福島市内の本屋さんに寄ったところ東日本震災の特設ブースがあった。
震災報道写真を集めた地元新聞社のグラフ誌、今後の復興をいかに行うべきかを論じたもの、原発を解説するものなど関連する書籍が沢山集められている。

その中から1冊購入したのが「原子炉時限爆弾」。

この本は原発の危険性を様々な面から解説したもの。
30年以内にM8クラスの地震発生の確率が87%と言われる東海地震の震源域の中央にあって、今週頭5月15日に政府要請により冷温停止した浜岡原発が主に扱われている。
またプレート境界地震、津波、電源喪失、ステーションブラックアウト、崩壊熱、炉心溶融、放射性物質と、今震災で発生した福島第一原発の事故に登場するキーワードが全て説明されている。
ただかなり冗長に書かれていているのと、原発否定の立場で書かれたためか文体が「バッカじゃねーの」的で少々うざったくもある。
まぁそこを割り引いても原発の危険性を網羅的につかむには良書だと思う。
ちなみに自分は読了後、今回の福島第一原発の事故は限りなく人災に近いと思うようになった。
福島第一原発は震災の1年前に、非常に短時間ではあるが完全電源喪失の大事故を経験しているらしい。その後、今回の地震で再び同様の事故を起こしたことになる。改善が甘かったということではないだろうか。
となれば東電の経営責任および国の監督責任は重大と言わざるを得ない。
震災報道写真を集めた地元新聞社のグラフ誌、今後の復興をいかに行うべきかを論じたもの、原発を解説するものなど関連する書籍が沢山集められている。


その中から1冊購入したのが「原子炉時限爆弾」。

この本は原発の危険性を様々な面から解説したもの。
30年以内にM8クラスの地震発生の確率が87%と言われる東海地震の震源域の中央にあって、今週頭5月15日に政府要請により冷温停止した浜岡原発が主に扱われている。
またプレート境界地震、津波、電源喪失、ステーションブラックアウト、崩壊熱、炉心溶融、放射性物質と、今震災で発生した福島第一原発の事故に登場するキーワードが全て説明されている。
ただかなり冗長に書かれていているのと、原発否定の立場で書かれたためか文体が「バッカじゃねーの」的で少々うざったくもある。
まぁそこを割り引いても原発の危険性を網羅的につかむには良書だと思う。
ちなみに自分は読了後、今回の福島第一原発の事故は限りなく人災に近いと思うようになった。
福島第一原発は震災の1年前に、非常に短時間ではあるが完全電源喪失の大事故を経験しているらしい。その後、今回の地震で再び同様の事故を起こしたことになる。改善が甘かったということではないだろうか。
となれば東電の経営責任および国の監督責任は重大と言わざるを得ない。
Posted by 鈴宮(すずみや) at 21:35│Comments(0)
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