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2016年06月15日

池の平温泉 KKR妙高高原白樺荘(新潟県妙高市関川2275)

味香[★★★★★] 価格[★★★☆☆] 佇まい[★★★☆☆] サービス[★★★★★]
(好み度:★1個 遺憾の意、2個 惜しい、3個 不可なし、4個 善し、5個 天晴れ)


ゴールデンウィークのこと。「どこか行かないとイカん、そうだ温泉だ、温泉」、そう思い立って新潟の妙高に行ったのよ。
なんで妙高になったかというとね、あまりに直前過ぎて宿が空いてなくてさ。いや、お高い宿はそりゃぁ空いてたんだけれど、そんな財力ないし、ネットでようやく探し当てて予約をいれたんよ。よっくよく口コミを見てね。

そこが妙高、池の平温泉 KKR妙高高原白樺荘さんというワケね。久々にいい宿だった。



さて、まずは白樺荘さんの外観からね。
大きさは中規模くらいかな。二階建ての白い建物が五月の緑に映えてとても画になってる。さらには向こう側に残雪が美しい妙高山ってのも山の宿らしくていい。

ところがね、いよいよ近づくと意外と古いのよ。失礼ながら一瞬思っちゃった。「あらら、これはやっちゃったかな」ってね。



しかしね、入館してみれば単に建物が古いってだけ。掃除もキチンと行き届いていたし、不満はまったくなかった。
それに接客の丁寧さは建物の古さを補って余りあるものだった。自分は接客が優れてるとすぐファンになっちゃう。歳のせいか、最近薄っぺらいマニュアル接客に辟易してたってのもあってね。

まぁマイナス面も一応触れておくと、エレベータはあるといいなって思った。ご年配の方向けには特にね。建物のデザインが古いので二階への移動手段が階段だけなんだよね。あとは部屋付きのトイレもあるといい。同じ理由でね。



次に温泉。湯量はチョロチョロ。でもちゃんと掛け流し。加温はしていないそうで少々ぬるめかな。なかなか出られないってほどじゃないけれど、人によっては物足りないかも。

あと今回、ちょっと不思議だったのが浴場が混雑してなかったこと。宿泊客が多い日にもかかわらず、だよ。立地的に銭湯代わりの利用がないからかな、なんて思いつつも、実は宿泊客の方が宿慣れしたリピータだったからじゃないかとにらんでる。
白樺荘さんは1500からチェックイン可なんだけど、その時間すでにチェックイン済のお客さんが結構居たからね。



ちなみに夕食の時にお聞きしたところでは、この日の宿泊予約は22組だったそう。たぶん各組2~5名、平均3名として最低60名は宿泊してたんだろうねぇ。ゴールデンウイークで宿泊が増えるとは思っていたけど、ここまで多くなるとは思っていなかったとも言ってたしね。いわゆるウレシイ誤算ってやつだわね。

そんなテンテコ舞いの中、獅子奮迅のスタッフさんによって次々とサーブされる料理がまたよかった。味付けが好みだったこともあるけれど、それ以上に端々に見られる細かい気配り、工夫がね、まったく自分のツボだったんよ。料理長さん、GJですわ。もう単純な私めは夕食、朝食に感銘すら覚えちゃったもんね。

夕食からいくと、ざっとこんなメニューだった。

先付け:ホタルイカと花山葵の酢味噌和え、お造り:甘エビとキンメ(かな)


白魚(キュウリウオ科の方ね)の柳川風は、まず食材が珍しい。そこに加えてわくわく感が同居する一品だった。
もちろん味自体が好みではあるのだけれど、固形燃料で加熱する前に、自分で生玉子を割り掛けるの。このスタイルがなかなかいい。調理過程の楽しさがあってさ。うまい+αの付加価値って印象に残るよね、やっぱり。

小鍋:白魚鍋


天婦羅のネタも山菜でね、タラの芽、こごみ、行者にんにく、山独活(うど)、こしあぶら。山菜は好きだし、山のものアピールが強くていいよね。風味のあるモノだから調味は塩で。

そうそう、今回ちょっと驚いたんだけど、帰りに直売所を数軒ハシゴしたらね、行く先々でアケビの若ツルがいっぱい置いてたのね。アケビはニガいんで確かに喰う土地に偏りがあるんだわ。だからそこそこ採り放題ではあるけど、あんなに採れるハズないもん。栽培してないと無理よ。
件の天婦羅ネタの山菜も大部分は栽培種なのかもねぇ。

焼物:甘鯛の献珍味焼き、揚物:山菜天婦羅


汁物も出汁が効いていてウマかった。野菜を出汁で煮て、薄い塩気で仕上げたもの。のっぺい汁って名前は聞いたことがあったけれど、こういう料理だったんだねぇ。
ふと会津地方の「こづゆ」似てる?、なんても思った。具の大きさこそ大小正反対だけれど、地理的にも近いし、何らかの関連性があるんじゃぁないかな。

あ、もちろんごはんは新潟米でした。米どころのコシヒカリと言われるとついつい喰い込んじゃうよね。

椀物:のっぺい汁、御飯:こしひかり(新潟県産)


更に料理を2/3程食べた頃合いで供されたのが麩の揚げと小うどん。
でもサーブされる料理の一部としてではなく、バイキングスタイルでね。元々料理には揚げ物、ごはんが含まれているから、余裕のあればどうぞってことなのかなと。この辺の小さな配慮もウレシイ。
もちろん唐揚げの具材に車麩いうのも目新しくて、両方ちゃんといただきました。

ブッフェコーナー:車麩の唐揚げ、小うどん


メニューの最後はライチと柏餅。柏餅は5月で端午の節句を連想させるデザートってことだよね。
でもライチは何で?、と思って検索してみたら、中国の一部地域では夏至の日にライチを食べる風習があるって記事が出てきた。一応5月6月つながりということいいのかな。
まぁ手を加えたデザートではないけれど、季節を意識したチョイスっていいなって思うよね。

デザート:ライチと柏餅


で、翌朝はバイキング。
もちろんお米は昨晩同様コシヒカリ。お魚も地域特色を出したカレイの干物(ヤナギムシガレイかな?)。普通、アジかシャケだよね。
新潟県北部はカレイ類がよく獲れるエリアだそうで、その干物も名産らしいね。



でね、今回朝食で最も気に入ったのがサラダね。大きめなボウルに一盛りしかないけど、無くなればすぐスタッフさんが補充してくれるので、たっぷりいただける。たぶん小出しに出てくるのは、温まってしまわないよう品質キープの意味もあるのかな。

その上、混ぜ込んであるひょろっと太めの春雨様の食材が逸材だったのよ。透明でくず切りにも似ているが食感が違う。伺ったところでは天草を加工したものなのだそう。それ自体に味はないんだけど、何しろ経験したことのないプチプチ感。サラダの格を上げるのに一役買っていたと思う。



あ、もうひとつ書き忘れた。お漬物、梅干しとか、ごはんのお供的なお皿もあって、その中に印象的な一品があったのよね。佃煮風のシラス。ちょっとひと手間が光っていた。シラス干しを味淡く炊いて、あえて水分を多く残した自家製品。釘煮みたいにカチンカチンにまで煮詰めたものじゃないの。そこがいいんだな、シラス干しの風味がより引き立っててさ。



で、最後に小ネタをひとつ。
界隈の消火栓なんだけどさ、豪雪対策で背丈が通常の2倍もあったんだな。たぶん雪で埋まっても大丈夫なようにね。消防ホースの接続口もね、低い位置と高い位置の2か所ついててね、なかなか興味深かったんよね。





KKR妙高高原白樺荘さんのサイト→http://www.kkrmyoko.com/
  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:10Comments(2)食う買う見る(新潟)

2013年07月14日

親不知ピアパーク、漁火(海鮮、新潟県糸魚川市大字外波903-1)

ああもう古いネタしかないよ。

前にもこんな書き始めをしたが、土日に出歩く機会が激減したからすーぐネタが尽きる。
富山に行ったのも、もう2ヶ月以上前。その時のネタがまだ残っているので、ソレを引っ張り出すか。
(正確には新潟ネタなんだけどね、富山からの帰り道の)

さて、富山からR8を北上すると親不知がある。その切り立った海岸線を過ぎると現れる道の駅。
それが「親不知ピアパーク」。
道の駅としては中規模クラスだろうか。立地は抜群で海まで0分。お店は「レストピア」内に飲食店とお土産さんが1店ずつ。
別棟にも「漁火」さんという飲食店がある。

あとは102トンの巨大な翡翠の原石が展示されている「翡翠ふるさと館」。

更にはサーフに面した一角にピアパークの象徴となっているウミガメのオブジェが鎮座。全長6メートル、重量5トンだそうで、ウミガメの像としては世界一なのだとか。
ただデザインが妙にリアル。それに右目からはニワトリ、左目からは天使っぽい(?)ナニカが生えている。子供らが乗って無邪気にはしゃいでいたが、自分的にはかなり不気味テイストに感じられた。

世界一の海亀像「ミリオン」(鶴は千年、亀は万年てことか?)


ちなみに親不知近辺では海岸で翡翠が拾える(こともある)。
有名なのは別名「翡翠海岸」と称される宮崎海岸(富山)だが、ピアパーク前のサーフにもないことはないらしい。

(この碑もヒスイだったりするのだろうか)


もし探してみようかなとか思っちゃったのなら、サーフに出る前に同敷地内の「翡翠ふるさと館」に寄るといい。付近の海岸で見られる鉱物の画像付きリーフレットがもらえる。これを見ておいたほうが断然有利。

というのも翡翠と言えばみどり色、それもインド翡翠のような深ぁーいみどり色を連想するはず。
ところがこの付近の翡翠は意外と明るいみどり色をしている。それに白色、黒色、混合、ラベンダー色(薄い黒)と、バリエーションに富む。
だから予め情報を入れておくことが不可欠。

「翡翠ふるさと館」でもらえる鉱物サンプルのリーフレット


一応、持ち帰ってきた1個が「ヒスイ黒」っぽい(リーフレットによれば)。
ライトで照らして透明感があれば翡翠の可能性が高いらしい。
でも画像で分るとおりちょっと微妙。まぁ思い出含みだから、とりあえず自称翡翠でいいよね。



あぁそうそう、最後に食い倒れネタをひとつ。忘れるところだった。

親不知の名物はスケトウダラのたら汁です。味はそれなりに。

たら汁 400円(漁火さんにて)


ついでにお昼もここで済ませたが、まぁそれなりに。

甘エビ丼 1,900円、サーモン丼 1,300円、たら汁定食 1,600円
(全体的に高いです(T.T))


まぁ確かに窓からの眺望はそれなりによかったけれど・・・。

漁火さん外観



道の駅 親不知ピアパークのサイト→http://e-oyasirazu.com/  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 12:34Comments(0)食う買う見る(新潟)

2013年05月23日

北陸道上り米山SA(親子丼、新潟県柏崎市大字鯨波字若宮甲177)

富山の黒部は入善にある明日(あけび)温泉。ソコへ向かう途中のこと。
そろそろお昼ということで、北陸道上り米山SAへ立寄った。

観光目的の道中とあれば、ついつい地元のうまいもの、珍しげなものを期待してしまう。
しかし高速SAのフードコートでそんな期待を高めてみても、後で虚しい気分になるだけ。

それでオーダしたのが親子丼だった。(失敗の少ない堅い選択でしょ?)

地鶏の親子丼850円


ところが、これが意外や意外。甘味が少なく、すごくあっさりとうまい。
塩親子とまではいかないが、ほんと今までに食したことのないタイプの親子丼だった。醤油味を抑えたことで鶏玉風味もすごく活きている。
今まで自分が慣れ親しんできた親子丼は、甘味、醤油味ともに強い、こってり味の親子丼。その対極にある味を経験したのだから、ほんと、この味は斬新と言わざるを得ない。(←ちょっと誇大表現入ってます)

親子丼のほかでは、めかぶ丼がうまかった。元々自分は粘りモノは何でも好きなので、気に入らないわけがない。
一方、漬け丼はちょっと価格には見合わないかも。マグロが少々スジっぽかったらしい。(たまたま、かしらん?)

いかめかぶ丼880円、マグロ漬け丼1200円


ちなみに米山SAは眺望もよくて、日本海が一望できる。
この日は生憎と雨天でどんよりだったが、それでも視界はかなり開けていて遠目に柏崎刈羽原発まで見渡せた。

そうそう、柏崎刈羽原発というと、浜岡原発と並んで国内でも不安要素の多い原発だったよね。
原発敷地内の活断層とか、タービン建屋の設計耐震基準が中越地震での実測加速度の半分以下だったりとか。
2013年度内の再稼動を目指しているらしいが、過酷事故対策はきちんと取られたのだろうか。




どらぷら/サービスエリア米山SA(上)
http://sapa.driveplaza.com/sapa/1080/1080266/1/service/1/index.html#gourmet  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:19Comments(0)食う買う見る(新潟)

2011年06月07日

やまろく苑(海鮮、新潟県長岡市寺泊下荒町9772-38)

数多くのお魚関連のお店が立ち並ぶ寺泊の市場通り。誰が名づけたのか魚のアメ横とも呼ばれるそうな。

もっとも個人的にはこのネーミング、あまりいい印象がない。安いものを安く売っているイメージが強いし、どこか時代遅れという印象を与えかねない。



まぁそれはさておき、お昼お昼。
観光客用駐車場のド真ん前のお店に入ってみた。

しかしなぁ、期待して入ったわりにはこのお店、料理は取り立てて特長はなかった。
最もうまかったのは小鉢の貝ヒモの煮物だったし、やや高めの価格設定も、うーん、だなぁ。質からすると100円くらい高くないか。

あとね、番屋汁も見掛け倒しだった。カニの入っている味噌汁は往々にしてその傾向にあるが、カニの風味は微塵も感じられないばかりか、ダシの薄い、うすら寒い味噌汁だった。
それを3杯分もあろうかという大ドンブリで出されても興ざめというものだ。

回転寿司のあら汁のほうが数倍うまい、とは言い過ぎだろうか。

番屋汁定食 1050円(焼き魚は焼き魚定食のです)


焼き魚定食 1,470円(刺身は番屋汁定食のです)、イカ・マグロ定食 1,575円


まぁリピータを期待していない観光地の一見商売ならこんなもんだろう。自分はこのお店の想定ターゲットにハマっていなかっただけのこと。
観光地では中心地の飲食店を避けるという鉄則も忘れていた。これも敗因だった。

(普通は食後に外観を撮るんだけど、料理の印象があまりに薄かったので、すっかり忘れました。なので今回は外観の画像無し。)


やまろく苑のサイト→http://www15.plala.or.jp/yamaroku/  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:47Comments(0)食う買う見る(新潟)

2011年06月03日

新潟せんべい王国(ばかうけ、新潟県新潟市北区新崎2661)

栗山米菓の工場内にあるテーマパーク。
たぶん栗山米菓と言ってもピンとこないと思う。でも「ばかうけ」と言えば誰もが、あぁと手を打つに違いない。



しかしまぁ実際に行ってみるとその正体はせんべい中心の大お土産屋さんだった。
工場併設なのに山のように売っているばかうけは、ほぼ定価売り。ドラッグストアで買ったほうが圧倒的に安いじゃなイカ。
シャケ味のせんべい王国限定のばかうけもあったけれどやっぱり価格が・・・。いくらお土産用でも400円のばかうけはハードルが高いよなぁ。

唯一ばかうけのマスコットキャラが見れたのがせめてもの救いだったか。



他には味付け体験もできたりする。ただ少量の味なしせんべいが500円くらいとやっぱりお高い。
子供だったら楽しめそうだが、大人はおそらく素通りかなぁ。

でも味なしせんべいのお味もやっぱり気になるところ。そこもちゃんと配慮されていて試食が用意されていたりする。
ガラスを隔てた工場区画の炉で、工場スタッフの方が手焼きのデモンストレーションをやっているのね。それで焼き上がった素焼きせんべいを小窓から試食用に出してくれるんだよね。
(実はこれが「工場見学」だったりするのだが)




新潟せんべい王国のサイト→http://senbei-oukoku.jp/  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:37Comments(0)食う買う見る(新潟)

2011年06月02日

寺泊市場通り 公衆トイレ(新潟県‎長岡市‎寺泊下荒町‎)

寺泊と言えば市場通り。300メートル位に渡って海産物を商うお店、海鮮料理を供する食堂が沢山並ぶ。
店頭の浜焼きに目を奪われがちだが、実は見所は他にもある(但しアングラー以外にはどうでもいい場所だが)。



その見所は公衆トイレ。市場通りに面した観光客用の駐車場の傍らにひっそりと建っている。



入る時は目的があるのでほとんどそれには気付かない。でも出る時は安らかな気分になっているので、壁のあるものに目が留まるはず。
それは見慣れたシルエットの写真。見まごう事なきソルトアングラーのシルエット。
写真説明にも「スズキを狙う釣り人」とあるし、付近にスズキポイントがあるらしい。

思わず画像に収めたが、トイレを撮りまくる自分は傍から見れば不審人物以外の何者でもなかったかな。



確かにさっき、いい感じの小規模河川(灌漑用水路)があったっけ。
この時期は田植えに絡むので川という川はすべてドロ茶濁り。見るからに栄養価の高い水が澄んだ海側へ流れ込んでいる。その境界は間違いなくお魚を呼ぶに違いない。



更に大河津分水路(信濃川の放水路)もあるし。
写真の場所は大規模河川っぽかったからたぶんここでしょう。さすがに河口までは見通せなかったが、橋を渡った時にチラ見したら大増水だった。たぶん前日に降った雨のせいなのかな。
あの川幅なら河口は開いていそうだから、水量が落ち着けばスズキが差して来ないわけがない。



最近釣りは全く気乗りしないのだが、いつかロッドを振ってみたい。そんな場所が増えたような気がした。  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:02Comments(0)食う買う見る(新潟)

2011年05月30日

漁師食堂(海鮮、新潟県村上市岩船港町3144-21)

岩船港内には漁協直売所、農産物直場所と漁協直営食堂が1セットになった施設がある。
その一角が漁師食堂。



この日は連休とあってか、外のテントでフライが売られていた。ジャンク好きを自称する自分としては、もはや素通りできない。
それで数枚買ってみたところ、どこに保管されていたのか冷えた作り置きが出てきた。
目前のフライヤーには沢山のフライが泳いたので、てっきり揚げたてが食べられると思ったのに。
かなりのガッカリ。味的には可もなく不可でも期待が大きかっただけに、ちょっとね。
それに小魚のフライは皮付きが多い。いくら薄皮と言えどもは冷えると硬くなるんよね。だから自分的にはやっぱり揚げたてが身上だと思う。



前置きが長くなった。漁師食堂のほうね。

食堂は休日昼時とあって滅茶苦茶混んでいた。厨房もてんてこ舞い。
本来なら露天の席があるのでここまで混むこともないのだろうが、あいにく外は強風。さすがに砂埃が舞う中で何か食べようという気にはならないわな。それで店内にお客が集中しているてぇ寸法だわね。
(フロアの客捌きがこなれていないというのも多分にあると思われるが)

まぁそんなんでもお客が自主的に空き座席を調整しているからよくしたものだ。



とりあえず自販機で買った食券を受け取り口で渡して席に着いた。あとは自分の番号が呼ばれたら注文品を取りに行くばかり。
しかし待てど暮らせど呼ばれない。やっと自分の番が巡って来たのはそれから30分以上待ってからだった。

それでトレーに乗った注文品を受け取って席に戻ってきたワケだがちょっと解せない。
まじまじをと見比べるが、いよいよ解せない。

注文したのは漁師丼×1、漁師定食×1、漁師御膳×1のはず。
手元にあるのは漁師丼が1つと、何か同じものが2つ。つまり漁師定食か漁師御膳のいずれかがダブっている。
当然換えてもらうのがスジだが、自分の席は最も奥の角。待ちくたびれたのもあって再び受け取り口まで行くのは既に面倒くさくなっていた。まぁいいわ、もう。



さてまずは漁師丼のこと。
アジ、ブリ(イナダ)等々、魚は地物のようだ。しかしその刺身に勢いがない。ブリなんかはおそらく2年魚で身が柔らかい。また調理からデリバリに時間が掛かって水分を失ったからだろう。ちょっと残念かも。
まぁ価格からすると妥当な線なのかもしれないが。



一方、漁師定食の方はちょっといい。
漁師丼に乗っているものが刺身盛りとなっているだけだが、こちらの方が生魚の質が維持されている。価格が同じとするとこちらがお薦めと言えるだろう。



ちなみに帰ってきてから漁師食堂のサイトを見たら、ダブっていたのは漁師定食であったことが判明。「御膳」は「定食」に焼き魚が付くらしい。

結果的には500円の損害だったらしい。まぁこれはこれで面白いエピソードだったし、いいんではなイカ。


岩船港直売所のサイト→http://www.iwafunegyokou.com/index.html  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 23:30Comments(0)食う買う見る(新潟)

2011年05月27日

道の駅 加治川(ポッポ焼き、新潟県新発田市横岡1147)

新潟市以北のR7沿いには道の駅が多い。
そのうちの一つ、「道の駅 加治川」に寄った時のこと。



この道の駅は桜をウリにしていて(その割には桜はまだ小さいし本数も少ないが)、季節がよければ数種類の桜を愛でることができる。
この時はGWでちょうど八重桜など遅咲きの品種が咲いていた。中でも目を引いたのが緑色の桜。近づくまで花だとは気付かなかったし、花だと気付いてからもまじまじ見るまでは桜だとも思わなかった。



「緑色の桜なんて珍しいねー」とか言っているとその向こうには屋台が。近寄ってみるといかにもテキ屋です的なアニキが何か焼いている。
看板(?)には「ポッポ焼き」とある。
「ああイカ焼きかぁ」と思って覗くと、あれれ、イカじゃない?



一般的にポッポ焼きと言えばこれではないのか。



件のポッポ焼きは見た目はヤマザキのスナックスティック。で、味はがんづき。がんづきで分らなければ黒糖蒸しパン
小麦粉と黒砂糖と水をぐるぐるとやったモノを専用の焼き型に流し込んで焼いたものらしい。

聞けば新潟県内、特に新発田市周辺で見られるお菓子らしい。お祭りには付き物なのだそうな。
この味なら日本全国どこで売ってもウケるに違いない。
去年あたり米粉のたい焼きなどが流行ったが、あんなのよりこっちが広まって欲しいな。



ちなみにこれを買ったらその場で全部食べ切るか、持ち帰ったとしてもレンジなどで加熱することをお勧めする。
焼き菓子であるから殺菌はされている。ただし徐々に冷えるからずっとぬくい状態が続くし、また適度な水分もある。
売っているのが屋台であることを考えると衛生面のリスクは考慮しておいて損はない。


道の駅 加治川のサイト→http://www.sakurakan38.com/  

Posted by 鈴宮(すずみや) at 00:07Comments(0)食う買う見る(新潟)