2018年06月24日
斉春商店(海鮮、福島県相馬市尾浜牛鼻毛119-1)※回想含む
あ、松川浦大橋付近のネタで、ちょっと書くのを忘れた。
「斎春商店」さんが営業してたんだよね。
最終訪店は10年前だけど、当時、相馬を通る時には度々寄ってたお店なんだ。いつも観光客で混んでたよ。
確実に震災の津波が押し寄せた場所にあったから、どうなちゃったかずっと気に掛かってたんだ。一応検索して復活してるのは知っていたものの、やっぱり自分の目で見ないとさ。
でも今回は通りすがりに外観を撮影しただけなんで、画像が1枚しかないんだよね。だから10年前の画像も引っ張り出してみるよ。
現在2018年撮影(左)、2008年撮影(右)もう10年前になるか
10年前ってことであまりに古くて参考にもならないけど、まずは当時のメニューを貼っておこうかね。
予算は刺身、焼き物、それぞれの定食で1品2500円弱だったかな。ちょっとがんばっちゃうお値段だけど、相応の量と品質ではあったよ。
(左)刺身、(中)ツボダイ塩焼、(右)キンキ塩焼(10年前訪店時)
で、すずみや基準の「せっかく相馬に来たんだから〇〇喰ってけ」メニューも書いとく。
ツボダイの塩焼き(浜焼)。ツボダイは身離れよく肉質もしっかり、脂もすごーく乗ってる。サイズは大きい方が断然ウマい。値が張っても最大サイズを喰らうべきだね。
しかしツボダイってさ、他の地域では見たことがなかったし、街なかにお魚屋さんがあった頃は、相馬地区、南相馬(旧原町)地区なら普通に店頭焼きして売ってたんだ。
だからずーっと福島沿岸の地魚だと思ってた。
(ボウズコンニャク市場魚貝類図鑑にも同じようなコトが書いてあって(基本情報の欄ね)激しく共感しちゃった)
左画像の左から2串目がツボダイ(10年前は斎春さんでも浜焼を店頭販売してた)
でも、今回改めてツボダイってナニモノ?と検索してみたら衝撃の事実が判明したよ。相馬とは縁もゆかりもなかったんだ。
どうりで全て頭を落とした状態で冷凍になっていたはずだよ。近海では獲れないお魚で遠洋トロールで漁獲があるんだって。いわゆる深海魚で、アリューシャンからミッドウェー間に連なる海山付近が漁場。
(海山の山脈はその先ハワイまで続いてる)
さらには「ツボダイ」がツボダイでもなかったというコトも分かった。
市場の「ツボダイ」には標準和名ツボダイと、標準和名クサカリツボダイ(情報源:ボウズコンニャク市場魚貝類図鑑)があって、「ツボダイ」として市場に出回るのはクサカリツボダイのほうが圧倒的に多いらしい。
記憶にある浜焼きの容姿もクサカリツボダイにマッチするし、商品名「ツボダイ」のクサカリツボダイをずっとツボダイだと思ってたんだなァ。
市場でも混乱があるというから、ずっと勘違いしてたのも仕方がないか。もどきが本家を凌駕したってトコロかねェ。
斎春商店さん公式→http://saiharu.html.xdomain.jp/
「斎春商店」さんが営業してたんだよね。
最終訪店は10年前だけど、当時、相馬を通る時には度々寄ってたお店なんだ。いつも観光客で混んでたよ。
確実に震災の津波が押し寄せた場所にあったから、どうなちゃったかずっと気に掛かってたんだ。一応検索して復活してるのは知っていたものの、やっぱり自分の目で見ないとさ。
でも今回は通りすがりに外観を撮影しただけなんで、画像が1枚しかないんだよね。だから10年前の画像も引っ張り出してみるよ。
現在2018年撮影(左)、2008年撮影(右)もう10年前になるか
10年前ってことであまりに古くて参考にもならないけど、まずは当時のメニューを貼っておこうかね。
予算は刺身、焼き物、それぞれの定食で1品2500円弱だったかな。ちょっとがんばっちゃうお値段だけど、相応の量と品質ではあったよ。
(左)刺身、(中)ツボダイ塩焼、(右)キンキ塩焼(10年前訪店時)
で、すずみや基準の「せっかく相馬に来たんだから〇〇喰ってけ」メニューも書いとく。
ツボダイの塩焼き(浜焼)。ツボダイは身離れよく肉質もしっかり、脂もすごーく乗ってる。サイズは大きい方が断然ウマい。値が張っても最大サイズを喰らうべきだね。
しかしツボダイってさ、他の地域では見たことがなかったし、街なかにお魚屋さんがあった頃は、相馬地区、南相馬(旧原町)地区なら普通に店頭焼きして売ってたんだ。
だからずーっと福島沿岸の地魚だと思ってた。
(ボウズコンニャク市場魚貝類図鑑にも同じようなコトが書いてあって(基本情報の欄ね)激しく共感しちゃった)
左画像の左から2串目がツボダイ(10年前は斎春さんでも浜焼を店頭販売してた)
でも、今回改めてツボダイってナニモノ?と検索してみたら衝撃の事実が判明したよ。相馬とは縁もゆかりもなかったんだ。
どうりで全て頭を落とした状態で冷凍になっていたはずだよ。近海では獲れないお魚で遠洋トロールで漁獲があるんだって。いわゆる深海魚で、アリューシャンからミッドウェー間に連なる海山付近が漁場。
(海山の山脈はその先ハワイまで続いてる)
さらには「ツボダイ」がツボダイでもなかったというコトも分かった。
市場の「ツボダイ」には標準和名ツボダイと、標準和名クサカリツボダイ(情報源:ボウズコンニャク市場魚貝類図鑑)があって、「ツボダイ」として市場に出回るのはクサカリツボダイのほうが圧倒的に多いらしい。
記憶にある浜焼きの容姿もクサカリツボダイにマッチするし、商品名「ツボダイ」のクサカリツボダイをずっとツボダイだと思ってたんだなァ。
市場でも混乱があるというから、ずっと勘違いしてたのも仕方がないか。もどきが本家を凌駕したってトコロかねェ。
斎春商店さん公式→http://saiharu.html.xdomain.jp/
Posted by 鈴宮(すずみや) at 11:37│Comments(0)
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