2016年01月18日
(2016/1/16小潮)ハマる三平くんP
農産物直売所で野菜でも買えればイイやと目的もなくドライブに出かけ、ふらりと立ち寄った漁港(三平くんポイント)でのこと。
釣りをする気は全くないのでタックルは不携帯。でも漁港があれば何が釣れているのか、やっぱり気になってしまう。
パッと見、釣り人は少なかった。日も落ちていたし、冬真っ盛りとなればそれも仕方がない。
海面は一面ベタっとして黒々とした鏡面のよう。小潮まわりにはよく見られるか。
一点、ベイト具合はよかった。トウゴロウが結構濃い。厚みはないがが常夜灯まわりに一面に広がっている。ボイルこそないものの、時折沖に出て行ってはまた戻って来てを繰り返していた。

あの動きなら沖にナニか定位していそうだなァ。アフターのスズキとかかしらん。あとはこちらに差してくるキッカケ待ちかァ。潮が差してくるのは何時かいな。
いやいや定位してるのはスズキとは限らんな、大きめのメバルだったりして拍子抜けするんだよなァ。
などなど、ああでもナイ、こうでもアルと妄想を膨らませていると、今度はハタキが出始めた。
もはやスズキであるのは間違いない。ただ本数は3個体というところ。サイズは40センチから50センチ程度か。

それを目前にして岸壁に立っているのは数人のアングラー。
中でもひと際目を引いたのが中学生アングラー。キャストフォームも力みなく、軽いルアーきちんとを飛ばしている。それに時折水面をライトで照らして、ベイトの種類とサイズを確認している。漫然と釣りをしている風ではないのよね。
後で聞いたところでは、彼はかなりの釣り好き。中学生ひとりの夜釣りは危険といことで保護者同伴で来たのだそう(保護者のおとーさんは釣りはしていなかった)。タックルもこの正月にセールで揃えたものなのだとか。
また釣りビジョンとかネットの釣り動画とか結構見ているらしい。
時代だよねぇ。情報の入手方法も変わったものだ。映像から入れば基本の型を覚えるのも早いよね。
というわけで、ちょっと興味が涌いたので、しばらく観戦させていただくことにした。
(寒い中、タックルも持たずにただ釣り場に立っている輩は傍から見たら怪しいだけだが・・・)
やがてハタキはスッポン系の捕食音に変わり、時合い到来は疑う余地なし。
しかし一番いい足場に入っているアングラーがいない。あそこに足場を取ればいいのになァと思っていたら、間もなく彼がそこへ移動した。
いやいや彼は分かっているな。仮に分かっていなかったとしても、結果として行動に出たのだから、いいセンスをしている。

そこへ再び潮が寄り始め、あーついにきたきたと思った矢先、彼はロッドを曲げていた。
ルアーチョイスのマッチベイトは言うに及ばず、ヒット後のお魚を飛ばさないロッドワークも堂に入っていたし、ランディングに至っては磯タモを持っていなくて(出していなかった?)一瞬躊したと思ったら、これが思い切りよくゴボウ抜きだよ。
状況の見切りもいい。ちゃんと振子抜きになっていたというのも、すごいところだ。
スズキ54センチ。これが彼が手にした人生初の至福。

で、初めてのスズキということだったので、ご祝儀代わりに現場での〆めと血抜き、ワタ抜きを買って出てみた。
持ち帰りたい風だったし、それならコンディションよく持って帰ってほしかったんだよね。まぁ初めて〆るってのも抵抗あるだろうしね。それなりにインパクトのあることでしょ。
一応サバいていた時に感じたヌルのにおいも澄んでいたから、いいスズキだったと思うよ。
あ、でもエラを取り除くのを忘れてしまったなァ。ごめんね。
なお解体途中に確認したところでは、7~8センチのトウゴロウを2尾ばかり喰っていた。ほとんど消化されていなかったし、見掛けたサイズにも合っている。このポイントで今喰ったものに違いない。
ただベイト密度の割には意外と喰えていない。トウゴロウはベイトとしてのランクは低いと言われているが、意外と逃げ足が速いからかもしれないな。
また、まだハタいてなくて卵巣の成熟度は八分というところ。この時期としては少々遅い気がする。このエリアに高カロリーベイトが接岸する時期の関係なのかな。

さて、今回何のご縁か人生初のスズキキャッチに居合わせたんだけど、ただ見てただけなのにすごく幸せな気分になった。何でかな。帰りの車中なんか、あー生臭い、もー生臭いと何度も香しい手をかいではニヤニヤ。もうルンルン気分でね。
しっかし彼は、「初」スズキでたちまち潮ルアーにハマったであろう彼は、あの瞬間何を感じたんだろう。自分の場合、「初」はどこで何を使って何センチだったって事象は覚えているんだけど、何を感じたかなんて発酵して別のものになちゃったからなァ。思い出せないや。
あ、そう言えば一つショックなコトがあったんだっけ。保護者の方の自分への呼び掛けがね、「おじさン」だったんだ。「お・じ・さ・ン」だじぇ。
あなたも「お父さン」の前にまず「おじさン」じゃァなイカ。そもそも日本人は30超えたらみんな「にぃさン」になるだからね。
これ日本の常識なんだからね。
釣日: 2016/1/16(土)
天気: 晴れ
風 : 北/微メートル
気温: 7度(1800)
日周: 夜明 6:22 日出 6:49 日没16:52 日暮17:19
月周: 月出10:44 月没23:37 月齢 6.1
潮回: 小潮1
潮時: 干潮3:11 満潮9:41 干潮16:06 満潮21:52
波高: 0.5メートル
ポイント: 三平くんポイント
釣時: 1910~2000 上げ五分~上げ八分
釣果: 実釣なし、観戦のみ
水温: 不明 度
水色: 澄み(透明度300センチ以上)
ベイト: トウゴロウ7~8センチ
その他: 人生初のスズキを手にした中学生に遭遇
1935上げ七分スズキ54センチ/サスケ90ボラ
潮は左から右へ、右ワンドに潮目右から左へ接近
※翌日17日夜半より雪、積雪5センチ、18日朝までに雨
釣りをする気は全くないのでタックルは不携帯。でも漁港があれば何が釣れているのか、やっぱり気になってしまう。
パッと見、釣り人は少なかった。日も落ちていたし、冬真っ盛りとなればそれも仕方がない。
海面は一面ベタっとして黒々とした鏡面のよう。小潮まわりにはよく見られるか。
一点、ベイト具合はよかった。トウゴロウが結構濃い。厚みはないがが常夜灯まわりに一面に広がっている。ボイルこそないものの、時折沖に出て行ってはまた戻って来てを繰り返していた。
あの動きなら沖にナニか定位していそうだなァ。アフターのスズキとかかしらん。あとはこちらに差してくるキッカケ待ちかァ。潮が差してくるのは何時かいな。
いやいや定位してるのはスズキとは限らんな、大きめのメバルだったりして拍子抜けするんだよなァ。
などなど、ああでもナイ、こうでもアルと妄想を膨らませていると、今度はハタキが出始めた。
もはやスズキであるのは間違いない。ただ本数は3個体というところ。サイズは40センチから50センチ程度か。
それを目前にして岸壁に立っているのは数人のアングラー。
中でもひと際目を引いたのが中学生アングラー。キャストフォームも力みなく、軽いルアーきちんとを飛ばしている。それに時折水面をライトで照らして、ベイトの種類とサイズを確認している。漫然と釣りをしている風ではないのよね。
後で聞いたところでは、彼はかなりの釣り好き。中学生ひとりの夜釣りは危険といことで保護者同伴で来たのだそう(保護者のおとーさんは釣りはしていなかった)。タックルもこの正月にセールで揃えたものなのだとか。
また釣りビジョンとかネットの釣り動画とか結構見ているらしい。
時代だよねぇ。情報の入手方法も変わったものだ。映像から入れば基本の型を覚えるのも早いよね。
というわけで、ちょっと興味が涌いたので、しばらく観戦させていただくことにした。
(寒い中、タックルも持たずにただ釣り場に立っている輩は傍から見たら怪しいだけだが・・・)
やがてハタキはスッポン系の捕食音に変わり、時合い到来は疑う余地なし。
しかし一番いい足場に入っているアングラーがいない。あそこに足場を取ればいいのになァと思っていたら、間もなく彼がそこへ移動した。
いやいや彼は分かっているな。仮に分かっていなかったとしても、結果として行動に出たのだから、いいセンスをしている。
そこへ再び潮が寄り始め、あーついにきたきたと思った矢先、彼はロッドを曲げていた。
ルアーチョイスのマッチベイトは言うに及ばず、ヒット後のお魚を飛ばさないロッドワークも堂に入っていたし、ランディングに至っては磯タモを持っていなくて(出していなかった?)一瞬躊したと思ったら、これが思い切りよくゴボウ抜きだよ。
状況の見切りもいい。ちゃんと振子抜きになっていたというのも、すごいところだ。
スズキ54センチ。これが彼が手にした人生初の至福。
で、初めてのスズキということだったので、ご祝儀代わりに現場での〆めと血抜き、ワタ抜きを買って出てみた。
持ち帰りたい風だったし、それならコンディションよく持って帰ってほしかったんだよね。まぁ初めて〆るってのも抵抗あるだろうしね。それなりにインパクトのあることでしょ。
一応サバいていた時に感じたヌルのにおいも澄んでいたから、いいスズキだったと思うよ。
あ、でもエラを取り除くのを忘れてしまったなァ。ごめんね。
なお解体途中に確認したところでは、7~8センチのトウゴロウを2尾ばかり喰っていた。ほとんど消化されていなかったし、見掛けたサイズにも合っている。このポイントで今喰ったものに違いない。
ただベイト密度の割には意外と喰えていない。トウゴロウはベイトとしてのランクは低いと言われているが、意外と逃げ足が速いからかもしれないな。
また、まだハタいてなくて卵巣の成熟度は八分というところ。この時期としては少々遅い気がする。このエリアに高カロリーベイトが接岸する時期の関係なのかな。
さて、今回何のご縁か人生初のスズキキャッチに居合わせたんだけど、ただ見てただけなのにすごく幸せな気分になった。何でかな。帰りの車中なんか、あー生臭い、もー生臭いと何度も香しい手をかいではニヤニヤ。もうルンルン気分でね。
しっかし彼は、「初」スズキでたちまち潮ルアーにハマったであろう彼は、あの瞬間何を感じたんだろう。自分の場合、「初」はどこで何を使って何センチだったって事象は覚えているんだけど、何を感じたかなんて発酵して別のものになちゃったからなァ。思い出せないや。
あ、そう言えば一つショックなコトがあったんだっけ。保護者の方の自分への呼び掛けがね、「おじさン」だったんだ。「お・じ・さ・ン」だじぇ。
あなたも「お父さン」の前にまず「おじさン」じゃァなイカ。そもそも日本人は30超えたらみんな「にぃさン」になるだからね。
これ日本の常識なんだからね。
釣日: 2016/1/16(土)
天気: 晴れ
風 : 北/微メートル
気温: 7度(1800)
日周: 夜明 6:22 日出 6:49 日没16:52 日暮17:19
月周: 月出10:44 月没23:37 月齢 6.1
潮回: 小潮1
潮時: 干潮3:11 満潮9:41 干潮16:06 満潮21:52
波高: 0.5メートル
ポイント: 三平くんポイント
釣時: 1910~2000 上げ五分~上げ八分
釣果: 実釣なし、観戦のみ
水温: 不明 度
水色: 澄み(透明度300センチ以上)
ベイト: トウゴロウ7~8センチ
その他: 人生初のスズキを手にした中学生に遭遇
1935上げ七分スズキ54センチ/サスケ90ボラ
潮は左から右へ、右ワンドに潮目右から左へ接近
天気予報+実況
2016 | 1/10 | 1/11 | 1/12 | 1/13 | 1/14 | 1/15 | 1/16 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
天気 | 晴 | 晴(曇) | 曇 | 晴(曇) | -- | 晴(曇) | 晴(曇) |
気温高 | 13度 | 10.6度 | 7.8度 | 9度 | --度 | 10.8度 | 10.5度 |
気温低 | 3.6度 | 5.8度 | 3.1度 | 2度 | --度 | 3.3度 | 3.6度 |
風 | 北弱 →南東弱 | 北弱 (東弱) | 北弱 | 北弱 →西弱 | -- | -- | 北弱 (東弱) |
波高 | 1.5m | 1.0m | 1.0m | 1.0m | --m | --m | 1.0m |
沖水温 | --度 | --度 | --度 | --度 | --度 | --度 | --度 |
潮汐 | 大潮 | 大潮 | 中潮 | 中潮 | 中潮 | 中潮 | 小潮 |
月齢 | 0.1朔 | 1.1 | 2.1 | 3.1 | 4.1 | 5.1 | 6.1 |
※翌日17日夜半より雪、積雪5センチ、18日朝までに雨
Posted by 鈴宮(すずみや) at 23:12│Comments(2)
│釣り(すずき)
この記事へのコメント
わたしなぞ、「しゃちょうー」です(;^_^A
なかなか、いいことしてますねー(^^)/
なかなか、いいことしてますねー(^^)/
Posted by とくめい at 2016年01月19日 20:25
>とくめいさン
ほんにスゴイ子だったのですよ。
中学生とあって今はいろいろ制約はありますが、
機動力が伴うようになったらかなり釣るようになると思いました。
ほんにスゴイ子だったのですよ。
中学生とあって今はいろいろ制約はありますが、
機動力が伴うようになったらかなり釣るようになると思いました。
Posted by 鈴宮(すずみや)
at 2016年01月19日 23:14
