鳥中華は一度試してみたいと思ってたんだよね。ずっと前から。TVでもよく取り上げてたし。
でもさ、かなり微妙なシロモノだったかな。期待が大きくなり過ぎたのか。元々そういうものなのか。はたまた連休中の訪店が悪かったのか。
で、出向いた先は天童にある「水車生そば」さんね。鳥中華の始祖だそうな。
その店舗は意外なほど街中にあって一見コンパクト。でも実は奥行きがあって床面積は結構広いよ。HPを見るに二階大広間、三階中小部屋で300名収容だって。もはや、そば屋さんの規模じゃないねェ。
だから駐車場も相応の広さ。店舗脇の通路を進むと数台分、さらに細い一般道をまたいで立体駐車場もあるんだ。全部合わせると85台分あるってさ。
店舗の裏見と裏口(?)
さてお昼にはちょっと早い。でも開店は1100。混雑がキライな鈴宮はソコを目指すよ。
ところが店内はすでに満席ときたよ。開店直後に満員てば、まるで観光地よね。
幸い最後にちょっと空いてた席に収まることができて並ぶことはなかったんだけどね。キワどかったよ。
連休とか混みそうな日は開店時間を早めるとかあるのかもね。
もちろん注文品は「鳥中華」。そば出汁に中華麺のね。
実は、同行の爺が「水車生そば」さんに一度来たことがあって、その時に「鳥中華」と逆の組み合わせの「肉そば」(ラーメン出汁に蕎麦)ってのがあるって聞いたそう。だから今回はソッチって思ったらしいんだけど、聞いたはずの「水車生そば」さんでは扱ってないコトが分かってね、そりゃぁ残念がってたよ。
まァこの旅程中、どこかで試すに違いないからいいんだけどさ。
で、意外なほど早く配膳。デリバリの速さで言えば、立ち喰いには及ばないが、「ゆでたろう」のカツ丼を凌駕するぞ。
出汁は澄んだ関西うどん風に甘さを加えたような味。麺はやや縮れ麺。そこに浅く炊いたかしわが乗ってる。もっとも特長的なトコロはさらに乗ってる天かすかなァ。
元祖 鳥中華 648円
でもなーんか塩分濃度も低くて出汁感も薄い。全体的にボヤッとした味。何よりぬるいのが気になるなァ。立ち喰いそばの方がかなり熱く感じるよ。
ちなみに「生そば」屋さんだからして蕎麦も扱ってる。で、注文してみたよ。「板そば」、ね。これも元祖だそう。
ああもう、ナンでもカンでも元祖元祖って。「峠の釜飯」みたい。元祖、本家、老舗に本舗。なんか「竹岡ラーメン」と「竹岡式ラーメン」の構図も思い出されるわ。
でもって「板そば」はね、2枚分の「もり」を平たく盛り付けた田舎そば。スノコに乗ってたけど、「板そば」だけにかつては板に乗ってたらしいよ。
元祖 板そば 1,380円
水車生そばさん公式サイト→
http://www.suisyasoba.com/